USAの関西弁
日本よりもはるかに広大な土地をもつアメリカには、日本で見られるような方言がもちろん存在します。日本の標準語と関西弁、東北弁、沖縄弁、九州弁といったたくさんの方言がアメリカにも見られますが、アメリカの場合、標準言語を定めていません。
日本で使う英語は、ニューヨークタイムズ紙で用いられている文法やアクセント、発音などが標準英語とされています。しかしアメリカでは、各土地で話される英語が、その土地の人達にとって標準語だと言われているのです。
仮に、日本で標準として用いているニューヨークの言語を標準語と定めると、全く正反対の西部に位置するロサンゼルスで話す言語が関西弁というような感じでしょうか。
大流行した海外ドラマ“Sex And The City”でも、西部出身の男性の言語が、関西弁で訳されていました。
ニューヨークの人々は、西部の言葉を小馬鹿にしています。逆にロサンゼルスの人々は、ニューヨークで使うことばを小馬鹿にしています。もともと言語だけでなく、自分達の文化が一番だという認識から、他の地域を見下す傾向がありますが、標準を定めていないことで、この論争は止まる気配がありません。
さらに南部へ行くと、もっとなまりが強くなるテキサス州などがあります。ここで話される言語は、ニューヨークやロサンゼルスの英語に慣れた人からすると、何を言っているのか聞き取れないほどに全く違うものになっているそうです。